革財布の最適なお手入れ頻度とは?綺麗に長く使う方法を解説

革財布のMIKATA編集部です。

革財布の手入れ頻度はどれくらいが最適なのか?

様々な説があり、どれが正しいのかわからない…。という声を聞きます。

そこで今回は平均的な革財布の手入れ頻度についてご説明してみようと思います。

よろしければ革財布の手入れの目安にしてみて下さい。

革財布をお手入れする理由

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そもそもなぜ革財布をお手入れしないといけないのか?

「別に革財布に限らずお財布を使うくらいでお手入れなんて必要ないんじゃない?」なんて声も聞いたりします。

一口に財布と言ってもキャンバス生地やナイロンなど様々な生地のお財布がありますが、本当はどれもお手入れした方がいいのですが、中でも革財布は特別。

元々動物の皮を使っているということで、人間のお肌と同じように綺麗に保つなら定期的なお手入れが必要になります。

皮から革に鞣され革財布となりますが、革になっても水分や油分が含まれており、この水分や油分が抜けるとパサパサに乾燥してひび割れや色むらになったりします。

それ以外にも汚れやほこりが付着したまま放置しているとカビが生えたりして大変なことに…。

革財布は5年や10年と長く使えるため、定期的にお手入れをすることでなるべく綺麗な状態で使っていくことができます。

これがお手入れをしないだけで寿命が短くなりあっという間に大切な革財布が使えなくなったりします。

革財布のお手入れ頻度

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お手入れの必要性を説明させていただいたところで、本題の革財布のお手入れ頻度について説明させていただきます。

結論から言うと、決まった頻度はない。ということになります。

え?ふざけるな!というお声は一旦待ってください。もちろん理由があります。

革財布のお手入れ頻度に決まったものが無い理由は、使用状況や革の種類によってかなり頻度に差があるためです。

なので今回は一般的な牛革の革財布を例にして説明いたします。

牛革財布のお手入れ頻度

牛革と言っても種類がたくさんありますので、今回はヌメ革の革財布とします。

シチュエーションとしては

・30代男性

・営業職で外回りが多い

・飲み会やランチで革財布を出し入れすることが比較的に多い

という場合。

平日に屋外で革財布を10回鞄から出し入れしたりすることが想定されます。

1ヶ月にすると200回程度になり、比較的多く革財布を出し入れして外気に触れてほこりや汚れ、手垢などが付着します。

雨の日などもあればもう最悪…。湿気にもやられてお手入れを全くしなければ革財布の状態は大変なことになります。

これくらいの使用頻度であれば以下のお手入れと頻度がおすすめ◎

・ブラッシングはできれば毎日、無理なら2~3日に1回

・ブラシが無い場合は毎日、もしくは2~3日に1回クロスや柔らかい布で乾拭き

・1ヶ月に1回はブラッシングの後にレザーワックスやレザークリームを塗る

・レザーワックスやレザークリームの後は仕上げのブラッシングや乾拭き

以上の頻度で革財布をお手入れしてあげると比較的綺麗な状態で保つことができます。

梅雨時期や湿気が多い保管場所、鞄の中やポケットに入れっぱなしなことが多ければ、なるべく風通しの良いところに置いておきましょう。

基本のお手入れは先ほどの通りなのですが、今回は外に出ることも多いということで

・防水スプレーを1ヶ月に1~2回使う

といったお手入れもあるとより安心◎

革は水や湿気に弱いため、外でよく革財布を使用することが多ければ防水スプレーがある方がいいです。

さらに防水スプレーはフッ素系の防水スプレーを使うのがベター。

色々な種類がありますが、水は防げても油を防げないものがあります。

その点フッ素系であれば水も油もある程度防いでくれます。

ブラッシングや乾拭き、レザーワックスやレザークリームに防水スプレーと、革財布のお手入れに必要な工程や道具が多いためなかなか全てを実践するのは難しいかもしれません。

ただ空いた時間の5分程度でブラッシングはできるので、なるべく意識して大切な革財布をお手入れしてみて下さい。

革財布のカンタンなお手入れ方法

革財布のお手入れ頻度はだいたい月に1回程度ということがわかっても、実際にどの様にお手入れしたらいいのかわからないという方に向けてカンタンなお手入れ方法も説明させていただきます。

まずは始めやすい方法で革財布のお手入れをしてみて、無理なく定期的な頻度でお手入れを続けてみてください。

馬毛ブラシでブラッシング

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革財布のお手入れの定番かつ欠かせないお手入れ方法が「ブラッシング」です。

中でも馬毛ブラシを使ったお手入れは始めやすく定期的な頻度で続けやすいのが魅力。

馬毛ブラシは革財布のお手入れに使いやすいので一つ持っておくとかなり便利です。

革財布の表面をサッとブラッシングして細かな埃やよごれを落として、定期的な頻度で革財布を綺麗に保ちましょう。

クロスで乾拭き

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ブラッシングも面倒くさい!という場合は最低限クロスで乾拭きをして少しでも汚れを落とすお手入れをしておきましょう。

クロスは乾拭きをする以外にレザークリームやレザーワックスを塗る時にも使えるので、ブラシと合わせて持っておくとかなり便利です。

わざわざ専用のクロスを買うのもなぁ…という場合はコットン生地のTシャツや柔らかいタオルで代用してもOKです。

レザークリームを塗る

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ブラッシングや乾拭きよりもさらにしっかり革財布をお手入れするなら「レザークリーム」を使うのがおすすめ◎

革財布のお手入れ頻度の中では少ないお手入れになりますが、定期的にレザークリームで水分や油分を補給することが大切なんです。

革財布の状態を綺麗に保って長く使うためにはレザークリームを1ヶ月~2ヶ月に1度は塗る用にしてみて下さい。

レザーワックスを塗る

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レザークリームは使いにくいし苦手。

外で革財布を使うことが多く汚れることが多い。

そんな時には「レザーワックス」を使って定期的に革財布をお手入れするのがおすすめです。

レザークリームと違ってレザーワックスはコーティングしてくれるような仕上がりになり撥水したり汚れから守ってくれたりと機能的な一面があります。

定期的にしっかり革財布をお手入れするならブラッシングや乾拭きの後に、レザークリームかレザーワックスのどちらかを塗っておくのがおすすめです。

防水スプレーをふる

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あると便利で役に立つ革財布のお手入れ用品が「防水スプレー」です。

ブラッシングをしてレザークリームやレザーワックスを塗った後、革財布全体に防水スプレーをサッと振るだけで長期間革を水や油の汚れから守ってくれます。

フッ素系の防水スプレーだと油も防ぎやすいため、革財布に防水スプレーを使う場合は商品選びに気を付けて下さい。

革財布のお手入れ頻度まとめ

革財布を綺麗に使うためのお手入れ頻度はやりすぎもNG、やらなすぎもNG、しかも使い方や革によっても変わってくるというとても手間や面倒くささがあります。

それでも大切な革財布を綺麗に長く使うには、適切なお手入れ頻度で汚れやほこりを取り除いて状態を保つ必要があります。

はじめは手間かもしれませんが、数回続けると楽しくなったり愛着がわいたりするという声も多く聞くので、ぜひ革財布のお手入れを定期的に行ってみて下さい。

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