革財布のMIKATA編集部です。
いきなりですが、革財布のお手入れってぶっちゃけ面倒くさくないですか？
使っている革財布の革の種類を把握して、道具を探して選んで買って…と、とにかく手順が多い。
それでも革財布を綺麗に長く使おうと思うとお手入れは必須。
なので今回は革財布のお手入れ専用道具ではなく、ハンドクリームを使ってカンタンにお手入れする方法を公開しようと思います。
今まで道具選びで躓いていた人も探すのが面倒だった人も、応急処置ではありますがハンドクリームのお手入れ方法を試してみて下さい。
革財布のお手入れで使うハンドクリーム
まずハンドクリームで革財布をお手入れする時の前提ですが、『あくまでも応急処置用』ということ。
本来は革財布のお手入れは革専用のお手入れ道具を使うのが良いのですが、どうしても用意できない時や切らしている時にハンドクリームを使います。
基本的には革財布専用のお手入れ道具を使うということを前提にしておいてください。
それでは革財布のお手入れに使えるハンドクリームを紹介していきます。
1.ニベアクリーム
革財布のお手入れに使えるハンドクリーム1つ目は『ニベアクリーム』
言わずと知れた有名かつ王道のハンドクリームで、革財布のお手入れに使えるという情報も多数あります。
保湿力があり革財布に加湿・保湿をしっかりできるという点で革財布のお手入れに使えるハンドクリームです。
ニベアを構成する成分がレザークリームと似ているということもあり、ニベアで革財布のお手入れができるといった情報が出回るようになりました。
デメリットとしてはニベアの独特な香りが革財布に残るため好き嫌いが分かれるハンドクリームです。
メリットとしてはコスパが良く手に入りやすいという点。
薬局で300円前後で販売されているため、とりあえず持っていればスキンケアのついでに革財布のお手入れもできちゃいます。
2.ワセリン
革財布のお手入れに使えるハンドクリーム2つ目は『ワセリン』
有名なのがヴァセリンという商品で、こちらも薬局で安価で手に入ります。
レザーワックスに近い質感で、革財布に膜を張ってくれて保湿してくれます。
保湿してくれるだけでなく撥水効果もあるため、革財布のお手入れにも向いたハンドクリームとなっています。
・レザークリームよりもレザーワックスの方が好き。
・ベタつきや匂いがあまり無い方が良い。
・撥水して水に強い方が助かる。
といった点が好きならおすすめしたい革財布のお手入れに使えるハンドクリームです。
3.馬油
革財布のお手入れに使えるハンドクリーム3つ目は『馬油』
今回紹介する革財布のお手入れにおすすめするハンドクリームの中でも1番おすすめのハンドクリーム。
革専用のクリームにも使われている馬油入りのハンドクリームはレザークリームに近い質感と効果で使うことができます。
薬局でも様々な馬油入りクリームが安価で販売されています。
しっとりサラサラな仕上がりになるため、専用品で革財布をお手入れしたかのような仕上がりになるのがポイント◎
少し独特な匂いがするため好き嫌いは分かれるハンドクリームというところが懸念点。
そこさえ気にならなければ専用品に負けないくらいの効果が期待できるハンドクリームです。
ハンドクリームを使ったお手入れ方法
それではハンドクリームを使って革財布をお手入れする方法を説明していきます。
基本的な革財布のお手入れ方法となるので、革専用品で革財布をお手入れする時にも使えます。
今回のハンドクリームでのお手入れ方法をブックマークして、いざという時の革財布のお手入れの参考にしてみて下さい。
1.革財布をブラッシングする
革財布をハンドクリームでお手入れする方法ステップ1は『ブラッシング』
まずはいきなりハンドクリームを塗るのではなくて、革財布表面の汚れを落としていきます。
革財布に汚れが残った状態でハンドクリームを塗ると、シミの原因になったり加湿保湿効果が薄れたりする可能性があります。
革の状態悪化にもつながるため、ブラッシングは必ずしておいて下さい。
ここでは馬毛ブラシや山羊毛ブラシといった柔らかい毛のブラシを使うのがおすすめ◎
サッと革財布表面を掃くようにブラッシングして、表面についた汚れを落としていきましょう。
この時にステッチなどの隙間に残った汚れやゴミを掃き出すのを忘れないように気を付けて下さい。
2.ハンドクリームを革財布に塗る
革財布をハンドクリームでお手入れする方法ステップ2は『ハンドクリームを塗る』
いよいよステップ2でハンドクリームを使います。
ブラッシングして革財布の汚れをサッと落としたら、クロスや柔らかいタオルなどにハンドクリームを取ります。
革財布の大きさにもよりますが、だいたい小指の先くらいやパール大程度の大きさのハンドクリームを取ります。
その後クロスの上で少し伸ばしてから革財布に塗っていきます。
円を描くように優しく満遍なく塗っていくのがポイント◎
ステッチや隙間に入るのは一旦気にせず、革財布全体にハンドクリームを塗ります。
全体的にハンドクリームを塗ったら余分なクリームをクロスでふき取り完了です。
3.仕上げのブラッシングをする
革財布をハンドクリームでお手入れする方法ステップ3は『ブラッシングをする』
ハンドクリームを革財布全体に塗ったら、ステッチやシワにハンドクリームが残っていると思います。
また、革財布表面のハンドクリームの塗り斑というのも見えてきます。
そこで仕上げに再びブラッシングをしてハンドクリームを均していく工程となります。
ステップ1で使ったブラシと同じものでもOKですが、豚毛ブラシを使って仕上げるとツヤが出て綺麗な仕上がりになりやすいです。
また、仕上げのブラッシングをすることで摩擦熱でハンドクリームの成分を革財布に浸透させることができます。
ハンドクリームで革財布のお手入れをして最大限綺麗に良い状態で仕上げるためにも、この仕上げのブラッシングの工程も行ってみて下さい。
ハンドクリームお手入れの注意点
ここまで革財布のお手入れに使えるハンドクリームと、ハンドクリームを使った革財布のお手入れ方法を紹介しましたが、実は注意点もあります。
あくまでも応急処置用ということで専用品ではないため、当たり前と言えば当たり前。
数点のリスクやデメリットを把握したうえで、革財布のお手入れに使うか使わないかを判断してください。
ハンドクリームを使う時のデメリットやリスク
・匂いが革財布につき、収納先のポケットやバッグに移る可能性
・スキンケア用のため皮革用と加湿保湿力が違いお手入れの頻度が変わる
・革を傷めたりシミになりやすい可能性がある
・有効成分以外の成分も含まれているため革にとって相互的に良くない場合がある
・使える革と使えない革の判別ができないため、思わぬミスで革財布をダメにするかもしれない
といったデメリットやリスクがあります。
ハンドクリームを使って革財布をお手入れすることはできますが、楽でやりやすい分リスクもあるということは覚えておいてください。
まとめ
以上がハンドクリームで革財布をお手入れする方法とハンドクリームの種類でした。
様々なハンドクリームがある中でも比較的革財布のお手入れの応急処置で使えるものをピックアップしてお手入れ方法を説明しましたが、あくまでも日常的なものではありません。
革財布のお手入れをしたことが無い時に、とりあえずどんな感じになるのか、どうやってやるのかの練習でハンドクリームを使ってみるのは良いと思います。
革財布のお手入れは楽しめるため、まだやったことが無いならぜひ実践してみて下さい。