革財布のMIKATA編集部です。
年齢を重ねるごとに、”トレンド”から”ずっと愛用できる良質なもの”に変わっていくもの。
ブランドのコンセプトやこだわり、生産地、どんな素材を使用しているか…など、価格や流行りではないところが気になってきたりします。
今回は、そんな本物志向の50代男性に似合う、革財布ブランドを紹介していきたいと思います。
父の日のプレゼントにもおすすめです。
ブランド選びの基準
ブランドを選ぶ際、創業年数、日本製であるか、ターゲット層に当てはまるかなどをふまえ、選んでみました。
※ランキング順ではありません。
1.万双(マンソウ)
モノづくりへのこだわりで選ぶなら、万双がおすすめです。
細部までこだわり、さらに価格帯も高すぎないので、本物志向の方にぴったりのブランドです。

万双は1995年に設立されました。
万双が掲げる「世界最高峰の品質」と「常識的な価格」。
Made in JAPANの誇り、革や部品、品質へのこだわり、その審査基準など、公式WEBサイトを見るだけで、モノづくりへの強い想いは伝わってきます。
ただ、万双の魅力はそれだけではなく、そこに「常識的な価格」、つまり高品質な財布を相場にあった価格で購入することができるところにあります。
クロコダイルなど革の種類によって10万円を超すものもありますが、それを除けば、5万円程度です。
もとは鞄屋さんだったこともあり、財布以外にも鞄が有名なブランドです。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 2.5万円〜13万円 |
二つ折り財布 | 1.5万円〜5万円 |
ミニ財布 | 1万円〜3.5万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗
東京店、神戸店
2.土屋鞄製造所
6年間使用するランドセルを作っている土屋鞄。
鞄を製造する老舗 = 高品質と思って大丈夫だと思っています。
有名なブランドでもあるので、プレゼントとしてもおすすめです。

1965年にランドセル作りから始まった老舗の鞄屋さん。
良質な革素材、メイドインジャパンの工房で実現する高い品質が人気。ブランドとして「メイドインジャパン」の技術を大切にしているため、質の良さを追求する本物志向の人におすすめ。
土屋鞄というブランド名にもあるように鞄をメインに扱っているため、財布も長く愛用できる丈夫さと高いデザイン性にこだわられている。
国内14箇所、海外にも2箇所実店舗展開しており、実店舗では実際に革の風合いや質感を確かめることができる。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 2万円〜7万円 |
二つ折り財布 | 2万円〜6万円 |
ミニ財布 | 1万円以下〜3万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗 国内12店舗、海外2店舗
国内:鎌倉店、丸の内店、渋谷店、六本木店、日本橋店、自由が丘店、横浜店、
神戸店、京都店、梅田店、名古屋店、福岡店
海外:台北店、香港店
3.大峡製鞄(おおばせいほう)
こちらも鞄屋さんです。
皇室の薬箱の製作なども手がけており、品質かつこだわりは超一級品。
50代から持つ、一生ものとしておすすめです。

大峡製鞄は、1935年創業の老舗ランドセル&鞄ブランドです。
革小物ブランドとしては、あまり聞き慣れないかもしれませんが、様々な大臣賞なども受賞したことのあるブランドでもあります。
また、皇室の薬箱の製作、学習院用のランドセルを長年製作していたりと、格式の高いブランドとして知られています。
革の選定から製作まで熟練の職人たちによって行われ、手にすると他の財布は使えないと思ってしまうかもしれません。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 3万円〜8万円 |
二つ折り財布 | 2万円〜3万円 |
ミニ財布 | 2万円〜3万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗
直営店:大峽製鞄 The Okura Tokyo 店、東京本社直営店【北千住】、
取扱店:全国に10店舗程あります。
4.COCOMEISTER(ココマイスター)
国産のハイエンドブランドとして、紹介しないわけにはいかないブランド、ココマイスター。
スーツに似合う財布が多い印象で、ビジネスをされている方におすすめです。

日本製のハイエンド(最高級)ブランドとして全国に6店舗の直営店を展開している。
日本の熟練職人が手作りしたものを、日本の文化ともいえる“おもてなし”の精神で接客している。接客を大切に考えているため店舗スタッフは全員が正社員というこだわり。
素材の多くはイタリアやイギリスで生産された極上の皮革を使用しており、高い「芸術性」を追求しているブランド。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 2万円〜12万円 |
二つ折り財布 | 2万円〜8万円 |
ミニ財布 | 1万円〜5万円 |
■ 製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗 6店舗
銀座店、銀座並木店、自由が丘店、名古屋店、大阪心斎橋店、神戸居留地
5.GANZO(ガンゾ)
歴史ある老舗ブランド。
メンズ財布を主に製作し、こちらもビジネスよりの財布が多い印象です。

日本の職人による最高品質の革製品 GANZO(ガンゾ)。
すべての工程で妥協することなく“本物”を追求した最高級ラインで完成するメンズ革製品ブランド。
GANZOは1999年にブランドとして立ち上げられたが、歴史を辿ると1917年に合名会社味岡順太郎商店として皮革小物類の製造卸販売業を開業したところから始まっている。100年以上の間、革を扱っている老舗中の老舗といえる。
また、「パターンオーダー」というオーダーメイド対応しており、ジャパンメイドの一点モノを購入できるのも魅力の一つ。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 2万円〜28万円 |
二つ折り財布 | 2万円〜21万円 |
ミニ財布 | 1万円〜8万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗 3店舗
本店(表参道)、六本木店、大阪店
6.CYPRIS(キプリス)
製作工程の7割以上が手作りというクオリティにこだわるブランド。
財布の種類も多く、機能的なものもあります。

CYPRISは、1995年に東京で創業した鞄・革製品を扱うモルフォ社のオリジナルブランド。
ブランド名であるキプリスの由来は、中南米の熱帯雨林に生息する美の頂点を極める「キプリス・モルフォ蝶」から。機能美を大切にしている。
革財布はメンズ・レディースともに取り扱いがあり、どちらも種類が豊富。
キプリスの製品は通常の革製品より工程数が多く、約100〜250ある工程のうち70%〜90%がハンドメイド。手間と時間をかけて美とクオリティーを追求している。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 1万円〜25万円 |
二つ折り財布 | 1万円〜14万円 |
ミニ財布 | 1万円〜12万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗
直営:キプリス・大丸心斎橋店
百貨店:全国110店舗
海外:ニューヨーク
7.HERZ(ヘルツ)
こちらも鞄屋さんです。1973年からと歴史は古く、革の魅力を存分に味わえるブランドです。
経年変化も楽しみながら、使い続けたい。どこか職人との距離が近く感じるブランドです。

1973年創業のHERZは「丈夫で長く使える」をテーマに武骨な革製品を作り続け、鞄作りから始まりました。「HERZ」はドイツ語でハート(心)という意味で、心ある製品作りを大切にしている。
使用する素材はあえて牛が生きていた頃のバラキズ、トラ(シワ)、血筋などが残った天然革をそのまま使っている。そのため同じ商品でも個体差があり、一点モノとして革の表情の違いを楽しめる。
革財布は、長財布でも3万円以下で購入できる価格帯でコストパフォーマンスの高さも魅力。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 1万円以下〜3万円 |
二つ折り財布 | 1万円〜3万円 |
ミニ財布 | 1万円以下〜2万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗
工房兼お店:本店(渋谷)、仙台店、名古屋店、大阪店、博多店
8.SLOW(スロウ)
幅広い年齢層に人気のあるブランドです。
スロウといえば、主に「栃木レザー」を使用している革製品が多数あります。
栃木レザー(牛革)が好きな方は、まずはスロウから探してみてはいかがでしょうか。

昭和38年創業の老舗「井野屋」がプロデュースするSLOW。
ブランドとしては、アメリカンカジュアルやアメリカントラッドに似合うスタイル「カジュアルながらも品格を纏うモノ」を目指している。
SLOWの財布は、メンズ専用のデザインというより、ユニセックスに近い優しさを感じるようなデザインが多い。
素材としては、革の風合いが出やすい栃木レザーをメインに採用。高品質なレザーをできる限り安価に提供している。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 2万円以下〜8万円 |
二つ折り財布 | 2万円〜6万円 |
ミニ財布 | 1万円以下〜4万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗
鎌倉店、京都店、自由が丘店、福岡店、金沢店、南堀江店、グランフロント大阪店、新宿店、横浜店
番外編. yuhaku(ユハク)
番外編という表現が正しいかはわかりませんが、今まで紹介したシンプルなデザインのブランドとは少し違う観点になります。
ユハクの財布は、どれも「美しい」と言う言葉が似合います。芸術的なグラデーション。まるで美術品のようにも感じられます。
いつもと違う財布を探していて、本物志向でいくなら、ユハクがおすすめです。

職人兼デザイナー、そしてアーティストでもある仲垣友博氏の革製品ブランドです。
絵画のような美しいグラデーションを実現した「ベルトゥーラ技法」という独自の染色技術は国内外で高い評価を受けています。
ブランド立ち上げから10年足らずで高級百貨店にも並ぶなど、ファッションに精通したバイヤーをも魅了しています。
財布の絶妙な色合いの個体差や高級感を楽しみたい、人と同じデザインは嫌だという方におすすめです。
主にユーザーは男性ですが、美しい財布として女性にも人気です。
商品情報
■ 価格帯(参考)
長財布 | 3万円〜9万円 |
二つ折り財布 | 3万円〜7万円 |
ミニ財布 | 2万円〜6万円 |
■製造地
日本
購入方法
■公式オンラインストア

■実店舗
直営店:yuhaku Ginza Gallery、yuhaku 横浜本店(予約制)、yuhaku 大丸心斎橋店
取扱店:全国にあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
50代におすすめと紹介してきましたが、これらのブランドは幅広い年齢層に愛されているブランドでもあります。
そろそろ、ずっと使い続けられる”本物の財布”を購入したいなと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。